救急救命士に本当に必要な分野(後編)

どうもQ二郎です。

救急救命士に本当に必要な分野と題してお送りしています。

前編はこちら

救急救命士に本当に必要な分野(前編)
救急救命士が本当に求めている学習スタイルや内容は何でしょうか?アンケート結果から見えてきた救急救命士が必要とする分野を2回に分けてお届けします!

今回も前回の続きです!

ツイッターでのアンケート結果を検討します。

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内因性救急に対する意識調査

救急救命士の6割強の方が「内因性救急」に対して必要性を感じていることが分かりました。

では内因性救急に対する意識はどうなのでしょうか?

ズバリ質問です。

「あなたにとって内因性救急は?」

結果はこちら。

6割強を超える救急救命士の方が内因性救急に対する教育の充実を求めています。

それもそのはず。

76%の方々が内因性救急に対して「難しい」と考えているからです。

なぜ難しいと考えている方が多いのでしょうか?

次にその理由を考えてみます。

内因性救急が難しい理由

なぜ内因性救急が難しいと考える方が多いのでしょうか?

Q二郎もずっと考えてきました。

そこで一つのヒントに出会うことができました。

同じ疾患であっても患者によってその徴候や症状は異なる

引用:AMLS日本語版
出版:へるす出版

これです。これに尽きます。

例えば「消化管出血」を考えてみましょう。

主訴が「吐血・下血」であれば誰でも消化管出血を一番に考えます。

では主訴が「気分が悪い」だったら?

消化管出血を知らない救急救命士はいないはずです。

しかし患者さんによって訴えてくる内容(入口)が異なるため、頭の中でしっかりと状況を組み立てて判断する必要があるのです。

ここが内因性救急が難しいと言われる所以です。

病院と異なり救急救命士のフィールドには検査器具がほとんどありません。

検査ができないから分からないことも多いでしょう。

しかし、それでも適切な判断が求められます。

それはなぜか。

搬送先選定という重要な役割を担っているからです。

内因性救急に対する対策とは

救急救命士の国家資格を取得している方は「病気」に対する知識は既にあるはずです。

これからの救急救命士に求められる勉強法はこれです。

ズバリ。

病気に対する主訴や症状を学ぶ

です。

心筋梗塞を例に考えてみましょう。

胸痛だったり呼吸困難が主訴の場合はおそらく誰でも心筋梗塞を疑えます。

主訴が「嘔吐」だったらどうでしょう?

主訴が「めまい」だったらどうでしょう?

前者の場合、胃腸炎と判断され内科しかない病院を選定したらどうなるでしょうか。

後者の場合、脳疾患や内耳性疾患と判断されたらどうなりますか?

病気を学ぶのは大事なことです。

しかしそれだけでは不十分なのです。

主訴や症状から学ぶ

これが非常に重要だと考えています。

そしてこれが出来るようになれば出動中から疾患をイメージできます。

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Take Home Message

救急救命士の皆様は本当に大変だと思います。

そして本当に素晴らしいと思います。

風邪からCPA、重症外傷、集団災害、小児、精神科、そして分娩。

もう何でもアリの救急要請に対応しなければいけないのですから。

でも考えてみてください。

上の「風邪」を除けば学ぶ機会は整っています。

それぞれのOff The Job Trainingがあるからです。

では内因性救急に対してはどうか。

これからは

主訴や症状から学ぶ

ことを意識してみてください。

きっと活動の質が今よりも濃いものになると思います。

ではこのへんで!

読んでいただきありがとうございました!

Q二郎

Paramedicをこよなく愛するQ二郎 テキストだけでは習得し難いノウハウ伝授が趣味 live in Japan