救急救命士の訓練にはシミュレーションがベスト

どうもQ二郎です。

今まで救急救命士の皆様に役立つ訓練方法等を紹介してきました。

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今回は、シミュレーション訓練をテーマに皆様と情報共有したいと思います。

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救急救命士が行う訓練の種類

業務に必要な知識

近年では、シミュレーション教育が様々な分野で広がってきており、企業の新人研修でもシミュレーション教育を採用しているところもあります。

このシミュレーションという言葉の定義をウィキペディアで調べてみました。

シミュレーションは、何らかのシステムの挙動を、それとほぼ同じ法則に支配される他のシステムやコンピュータなどによって模擬すること

引用:ウィキペディア

何やら難しい言葉ではありますが要は

実際の現場を模擬的に再現しそれに対する応用力を培うこと

ここで重要なことは「模擬的に再現」することです。

ところで、救急救命士の皆様が行う訓練について考えてみたいと思います。

救急救命士の皆様が行うトレーニングについては、様々な方法や段階があります。

まず重要なのが業務に必要な知識です。

要するに座学で養うことができる知識面です。

これについては、救急救命士だけでなく、全ての医療従事者にとって必要な自己研鑽であり、その仕事に従事する限りは一生付き合う必要があります。

分かりやすいのがガイドラインではないでしょうか。

ご存知の通り、5年ごとに更新されていますので定期的な知識のアップデートが必要になります。

また救急救命士の方に分かりやすいのは救急救命士標準テキストです。

これもガイドライン更新時等に応じて改訂版が発売されますよね。

救急救命士は医療従事者として継続的なアップデートが必要ですので、もし持っているテキストが養成時のままの場合は、こそっと新しいテキストにアップデートしてください。

どれだけ優れた指導者がいても、どれだけ優れたシステムを使用したトレーニングを行なったとしても、根底となる知識が十分でなければそのトレーニングは時間の無駄となります。

ですので、しっかりとした継続的な学習が必要ですし、以降の話は継続的な学習が行われている上での話となりますことをご了承ください。

タスクトレーニング

タスクトレーニングとは、いわゆる手技的な訓練のことです。

学生さんや新人さんが行う各種資機材取り扱い方法ですね。

これについては「手技」ですから、腕を磨くことが目的です。

ですので、学生さんや新人さんには、いきなりシミュレーションをさせるのではなく、まずは基本的な手技を習得させることが重要です。

何事も段階を踏んでからが重要なのですが、これを省いてしまう方が多いです。

アルゴリズムトレーニング

アルゴリズムトレーニングとは、予め定められているフローチャートやアルゴリズムを習得するために簡単な状況設定を基にトレーニングする方法です。

ほとんどのOff the Job Trainingやプロトコール習得訓練がこれに該当します。

これも新人さんが行うべきトレーニング方法ですが、ベテランの方も定期的に振り返りながら訓練することが重要です。

なぜなら、定められている以上、失敗やミスをしたときに「言い訳」が通用しないからです。

さらに分かりやすく言えば、プロトコールは事前に定められた「医師からの指示書」ですから、これを逸脱した行為は厳しく禁止されています。

このアルゴリズムトレーニングを実施している救急救命士の方は多いでしょうし、この訓練方法を「シミュレーション」と位置付けされている方も多いと思います。

ただ、正確に言うとシミュレーションではありません。

あくまでもアルゴリズムトレーニングです。

そしてアルゴリズムトレーニングでは基本的にフローチャートやアルゴリズムに沿った思考回路の定着が目的ですので、後述のシミュレーショントレーニングのような応用力の定着は見込めません。

シミュレーショントレーニング

ここからシミュレーショントレーニングについてお話します。

ところで大学受験時の友人に「航空会社の運行乗務員」になった友人がいます。

その方から聞いた話ですが、航空機の運航乗務員のシミュレーショントレーニングは極めて効果的で効率的あり厳格な審査があるようです。

外部リンク:航空機の運航乗務員が実施する訓練

見ていただくと分かるようにシミュレーショントレーニングには極めて質の高い再現性と臨場感が必要になります。

救急救命士さんが行うシミュレーションでは

・評価者が所見を口頭で言ってしまう

・基本的に人形を使った訓練が多い

・車内収容したのに両サイドからアプローチ

・外傷やCPAがほとんど

挙げればキリがないです。

シミュレーションでは、実施者を「その場にいる錯覚に落とし込む」ことが重要なのです。

これについては限界がありますが、それでも可能な限り現実に近い状況を設定することが大事です。

「救急車のサイレン」を流しておくことや

「所見は画像や動画」で判断させること

このような工夫が極めて重要です。

一番良くないのは、評価者が様々な情報を自ら提示してしまうこと、評価表を見ることに夢中になってしまい、実施者の動きを見逃してしまうことです。

Take Home Message

まずは日頃から、業務に必要な知識を定着させることが重要です。

それと並行してタスクトレーニングを行い、アルゴリズムトレーニングで一連の流れを習得します。

そして最終的にはシミュレーショントレーニングを用いて応用力や判断力を鍛えていきます。

このシミュレーションは極めて現実的である必要があります。

今後、シミュレーションパックのような媒体を提供できるよう頑張ります!

Q二郎

Paramedicをこよなく愛するQ二郎 テキストだけでは習得し難いノウハウ伝授が趣味 live in Japan