【本当は教えたくない】嘔吐の考え方教えます

どうもQ二郎です。

早速ですが症例です。

12月の夜中1時に出動指令が流れました。

「80歳 女性 嘔吐」

あなたは何を考えますか?

今回は救急現場で考えるべき嘔吐への対応をピックアップします!

あ、ちなみに。

教えたくないっていうのは、決して勿体振っているわけではありません。

今はネット社会です。

情報は探せばいくらでもそこらへんにあります。

ネットで情報収集ができる能力は必要ですが、得た情報をトリアージする能力はもっと必要です。ネット上の情報が全て正しいわけではありませんよね。

そして救急救命士は医療者です。だからこそ、生涯学習が義務ですよね。

「研修所等で教えてもらってない」

「先輩が教えてくれない」

こんな考え方がもしあれば速攻で忘れましょうねw

スポンサーリンク

感染性胃腸炎は除外診断

ほとんどの方が考えちゃうんですよね、一番最初に。

頻度的には確かに胃腸炎が多いでしょう、時期的にも。

しかしここは救急現場。

頻度が少なくても、まずは緊急度が高い疾患から考えなければなりません。

救急現場に到着するまでに考えること
救急現場に向かうまでに頭の中で行うべき作業があります。非常に重要にもかかわらずトレーニングを受ける機会はほぼありません。その内容とは。

特に冬の季節、胃腸炎は流行します。

しかし、救急現場で安易に胃腸炎だ!と判断してしまうとアンダートリアージを招く恐れがあります。

胃腸炎とはあくまでも緊急性が高い疾患が除外された後に考えるべき疾患です。

救急救命士は胃腸炎と似たような症状を見たとき、まずは緊急度が高い疾患に特有な所見をアセスメントするべきです。

その上で、緊急度が高い疾患の可能性が低ければ、胃腸炎に対応できる病院を選定すればOKです。

胃腸炎とは、嘔吐もあり、さらに下痢もあるのです。

ですから、嘔吐だけの場合は、注意してアセスメントしなければなりません。

もっというと、嘔吐も下痢もあるけれど胃腸炎じゃないって場合もあるので考えれば考えるほどきりがないのも確かです。

嘔吐を見たら考えるのはこれだ!

救急救命士が読むテキストにはおそらく記載はないでしょう。

しかし、現場で嘔吐を見たらこの疾患は絶対考える癖をつけてください。

いいですか?

暗記ですよ?

脳卒中

急性冠症候群

腸閉塞

これです。

下痢もなく突然に発症した嘔吐を見たら最低限、この3つは考える癖をつけましょう。

観察するべき所見や問診すべき項目はもう分かりますよね?

トリアージは災害だけじゃない

トリアージと聞くと災害を連想します。

災害だけじゃなく、普段の活動は全てトリアージの繰り返しです。

出動中に頭の中で緊急度が高い疾患からトリアージをイメージする。

初期評価でトリアージをする。

そして問診や観察から得た所見を基に搬送先をトリアージする。

逆に言うと、災害で有名なSTART変法トリアージは機械的なので簡単。

学生さんでも習うことですし非救急隊員でも実施可能です。

救急救命士は医師ではないから診断はできない。

当たり前です。もちろんです。

でも救急救命士は症状や状態に応じて病院選定を行うために存在する。

そのためには救急医と同じような知識や思考回路が重要です。

救急救命士にそこまで求めても・・・

なんて考えがあるのであれば、それはそれで自分の可能性を狭めているような気がします。

以上、Q二郎でした!

そういえば、ツイッターやっていますのでフォローお願いします!

Q二郎

Paramedicをこよなく愛するQ二郎 テキストだけでは習得し難いノウハウ伝授が趣味 live in Japan