右上腹部痛は胆石で決まりでしょ!

どうもQ二郎です。

このブログを読んでくださる方が増えてきて嬉しく思います。

今後も、日々頑張っておられる全国の救急救命士の皆様へ有益な情報を発信していきますのでどうぞよろしくお願いします!

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本日の架空症例

25歳女性 右上腹部痛 既往なし
このブログを読んで下さっている方はもう慣れていますよね。
まずはコールアセスメントをしてみましょう。
救急現場に到着するまでに考えること
救急現場に向かうまでに頭の中で行うべき作業があります。非常に重要にもかかわらずトレーニングを受ける機会はほぼありません。その内容とは。
たったこれだけの情報しかありませんが、それだけの情報から様々なことをイメージできるのが救急救命士の職人技ですよね。
例えばこんな感じでしょうか?
・尿路結石
・尿路感染症
・胆嚢炎
・胆石
ちなみに、このように「主訴」から「病態」をイメージできるようになると救急現場の活動が一気に楽になりますし、何より患者様のためです。
是非これは習得されることをオススメします。
救急救命士の勉強どうしてますか?
同じ医療職種でも看護師の求人数に驚きを隠せないQ二郎です。笑 ふと求人検索をしていたのですが、看護師さんって需要が尽きることないんですね...

現場に到着してみると患者さんは右上腹部痛を訴えていて、生理学的評価では頻脈があり熱感がありました。
体温測定をすると39度です。
話を聞いてみると、3日前から右上腹部の痛みを自覚していたが痛みは自制内であったため仕事にも行き普通に生活をしていたそう。
ところが、昨日から痛みが増悪し、さらに熱も出てきたことから救急車を呼んだとのこと。
さぁ、この時点でどのような状態がイメージできますか?

上腹部でも婦人科疾患?

結論から言うと、今回の架空症例は炎症による婦人科疾患です。

ズバリFitz-Hugh-Curtis症候群です。
※フィッツ・ヒュー・カーティス
詳細は成書を参照していただきたいのですが、簡単に言うと、骨盤内の炎症が肝周囲に波及して炎症を来たす病態です。
原因として古くから有名なのは淋菌ですが、実際にはクラミジアが多いとされています。
この疾患、今すぐ致死的かと聞かれるとそうではありませんが、長く未治療でいると不妊の原因にもなりますし何より救急救命士による搬送先選定が要です。

Fitz-Hugh-curtis症候群の身体所見

この疾患に特徴的な所見はこれ!ってのはありませんが、右上腹部痛を訴える女性に発熱を認めたら以下のようなフィジカルアセスメントをしてみましょう。
1 マーフィー徴候
2 呼吸運動や咳払いで増悪する痛み
このような所見は積極的にアセスメントしましょう。

参考にした書籍

今回、参考にした書籍はこれです!

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是非1冊お持ちになると勉強になりますよ!

Q二郎でした!

Q二郎

Paramedicをこよなく愛するQ二郎 テキストだけでは習得し難いノウハウ伝授が趣味 live in Japan

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